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2018/09/11

鎮魂 豊高・豊中のヒマラヤ杉

| by toyokoweb
 「杉よ銀杏 眉を上げむ」-現豊中高校・旧制豊中中学校の校歌の一節である。
 1921年(大正10年)創立の本校。2年後の1923年(大正12年)には旧校舎の玄関前に二本のヒマラヤ杉が植えられたという。そして1971年(昭和46年)、校舎の新築に伴い、創立記念日の5月13日から現在の位置に移植が始まった。翌年、うち一本が枯れ、2018年(平成30年)、先週の台風21号の来襲までの100年近くの歳月、我が校のヒマラヤ杉は本校生を見守っていた。
 卒業生でもある校長の私の率直な思いは、「ただただ残念である」という一言に尽きる。
 倒木は突然のことであったが、近くに住む方の話によると、みしみしと木が割ける音がし、ゆっくりとその体を横たえたという。まさに”大往生”。
 怪我人ひとりださず、車の通行を遮ることなく逝った姿は、偶然ではなく、我が校のヒマラヤ杉の必然であったともいえる。
 また、1994年に新たに植えられたヒマラヤ杉に寄りかかるように横臥した姿は、我らがヒマラヤ杉が後生に託したようにも映る。
 四日後に文化祭を控え、校長としてしかるべき鎮魂の儀式を行った上で伐採の決断を行うこととなる。幸い同窓生の神職にある方の協力を得てしめやかに儀式が執り行われ、我らがヒマラヤ杉との別れの時を迎える。
 文化祭の期間、現在残された株の部分に触れ別れを惜しむ来場者の姿を目にした。
 後日、株も撤去する日を迎えるが、遺品ともいえる木目美しき幹の一部分は大切に保管し、3年後の創立100周年の折には、豊高生・豊中生の思い出の品として再会を期したい。

<ありし日のヒマラヤ杉(左)と植樹後約20年のヒマラヤ杉(右)>

<創立100周年に向けての再会を待つ幹>
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